
この記事はこんな方におすすめ:
iOSアプリを開発したら、いよいよApp Storeへの公開です。初めての提出では「何を準備すればいいの?」「審査に落ちないためには?」と不安になりますよね。
この記事では、Xcodeで作成したアプリをApp Storeに提出する方法を、初心者にもわかりやすく、2025年の最新情報に基づいて解説します。AdMobなどのライブラリを導入した場合にも対応したチェックリストも含みます。
App Storeにアプリを提出する前に、Xcodeプロジェクトの設定が正しく整っているかを必ず確認しましょう。設定ミスが原因で審査落ちやアップロードエラーになるケースも少なくありません。
以下のチェックリストを参考にしてください:
App Store Connect で登録したバンドルIDと、Xcodeプロジェクト側の Bundle Identifier が完全に一致している必要があります。
Version はユーザーに表示されるアプリのバージョン番号(例: 1.0)
Build は内部的な識別番号で、毎回ユニークである必要があります(例: 1, 2, 3…)
最低対応OSバージョン(例: iOS 13.0など)が適切に設定されているか確認します。
CocoaPodsでAdMobやFirebaseなどを導入している場合は、必ず .xcworkspace をXcodeで開きます。.xcodeproj を使うとビルドやアップロード時にエラーになります。
GADApplicationIdentifier:AdMobを利用している場合に必須
NSUserTrackingUsageDescription:iOS 14以降でトラッキング許可を求めるために必要
SKAdNetworkItems:広告の計測に必要なIDを追加(任意)
アプリアイコン:すべてのサイズに対応したアイコンが設定されているか
LaunchScreen(起動画面):未設定だと審査NGの可能性あり
Product > Archive
を選択Distribute App
をクリックし、App Store Connect
→ Upload
を選択📌 注意:Pods導入済みの場合は .xcodeproj
ではなく .xcworkspace
で開くこと!
⏳ 審査期間の目安:通常1〜3営業日(新規アプリはやや長め)
エラー内容 | 対応策 |
---|---|
No suitable application records were found |
バンドルIDがApp Store Connectに登録されているか確認 |
ITMS-90809: Missing Privacy Policy |
プライバシーポリシーURLを入力する |
AdMobが表示されない | GADApplicationIdentifierの設定を再確認 |
Sandbox権限エラー | ENABLE_USER_SCRIPT_SANDBOXING = NO に設定 |
App Storeへのアプリ提出は一度覚えてしまえば難しくありません。提出までの各ステップを確実にこなすことで、スムーズにリリースまでたどり着けます。
本記事のチェックリストを活用して、審査落ちを防ぎましょう。これからアプリを世界に届ける皆さんの参考になれば幸いです。
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